身体の疲れを回復させる

 

昨年、マレーシアに旅行に行きました。
夜、街を歩いていると、足つぼマッサージの店がありました。
旅行に行った話の種に寄ってみようという話になり、家内と一緒に入ってみました。
薄暗く、決してきれいではない店内に、たらいが用意され、足を熱湯に漬けて血液の循環を良くしてから、さあもみだしました。
テレビの旅行番組などで、よくタレントがこの体験をしながら、大声を出して「痛い、痛い」ともがきながら苦しむ姿を、大げさだなあ、そんなに痛いものなのか、と思って見ていましたが、私は平気でした。
もんでくださっている女性は痛くないかと尋ねるのですが、別に平気だから、首を横に振りました。
相手の方は私の反応が期待はずれだったので、がっかりした様子でした。
しかし、足の指の2本目と3本目をもみだしたとき、激痛が走り、手で椅子の脇をたたいてしまいました。
相手はにっこりです。
店を出る時に足のつぼの図を見てびっくり、そこは目のつぼ。
私は目が疲れる毎日を送っていたのでした。
疲労回復にはマッサージが1番です。

身体の全体へ効果のある

足の裏へは、たくさんの重要なツボがあります。
足の親指を頭と見たてた場合、その付け根へは首のツボ、その下へと移れば気管支・肺・胃・腸から膀胱へという具合です。
そして、アグラをかいた人の身体を背後から観たのと同じ状態のように、内臓・器官へ効果のあるツボが並んでいて、足の裏というのはさながら、人体の縮図となってるんです。
その為、足の裏のツボを刺激すると、血行が促進されます。
血行が良くなると、身体の各部分の病的症状が緩和・改善されるんです。
それから、足つぼマッサージで足の末端の部分へ溜まってしまった老廃物へアプローチすると、血液の流れが活性化され、血流循環が高まります。
すると、蓄積された老廃物を排出する腎臓・輪尿管・膀胱の役割が重要となって来るんです。
ですから、マッサージには順序があります。
一番初めに排泄器官を準備させて、次に各反射区を刺激するという順序でやると、老廃物が集められるんです。
尚、集まった老廃物は腎臓で濾過されて、膀胱から尿として体外へ排出されますから、必ず順序を守らなければなりません。